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『桜月亭』
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番外編「春の心は」掲載し直し
 
「あなたか」
 囁くような声は、低く穏やかで耳に心地よい響きをしていた。風謡は驚いて相手を見る。
 男が、片方の手で髪をかきあげた。相手に顔を見せようとしているのが分かる動きで、仕草は少し大仰で、いたずらっぽく彼女を見上げる。
「こんなところで、謡いの姫君に会えるとは思わなかった」
 楽しげに笑う。水に濡れた野性的な美貌は、彼の揺らぎない自信に裏打ちされて鮮やかだった。


「神坐す国 永久の夢」の番外編「春の心は」掲載し直しました。

これは以前「リハビリ企画」として、歌とかにあわせて短編書くぞていうのをやってたときに書いたものです。タイトルを見てお分かりの通り在原業平の超有名和歌「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」から着想しています。「桜がなければもっと春はおだやかでいられるのになあ」「要するに桜超好きいいい!」みたいな歌ですね。春は東宮をあらわすとか色々深読み可のようですが、まあここはそのままで。

まだサイトにも残ってますが、リハビリ企画として載せたのは2005年になりますね。9年も前なの……怖い……。
あのページがすごくみにくいのと、文章がくどくて仕方がないので、多少直したのですが、まだくどいな……。すみません、こっそり直してるかも(;´Д`)

これは、風謡と流のなんだかじれじれです。
原稿用紙40枚くらいだから、わりと長いかも。

あと、いただきイラストまた掲載し直しています。香図音と満智晴です。やっと満智晴出てきたから……。うちのオトメンです。
以前掲載してWEBの海漂ってるやつ消しとかないとコメントがハイテンションすぎて怖いな

※追記
はっ!!!!!!
肝心のこと書くの忘れた!!!!
「アルファポリス」のファンタジー大賞、9月末で終了しました。
順位からして、投票してくださった方がいらしたはず……!?
本当にありがとうございました!
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